2006/11/25

注射をしなくても血糖値が計れるように

電気通信大学、北海道大学、関西学院大学や松下電工などの共同研究チームが、注射器で血を採ることなしに血糖値を測ることができる新たな技術を開発しました。
この新技術は近赤外光を腕に当てる方法ですので、1日に何度も簡単に血糖値を測定することができます。
これまでに課題であった誤差を抑える手法を考案して、実用化に目途をつけました。
糖尿病患者や救急患者の血糖値管理に有効とみられており、一段の改良の後、実用化を検討します。

近赤外光は波長1,300ナノ~1,700ナノメートルの光のこと。糖分グルコースはこの波長の光を吸収する性質があり、前腕部に近赤外光をあてて体内から戻ってくる反射を測定し、吸収された度合いを調べることによってグルコース量を割り出す仕組だといいます。

測定時間は焼10秒。
注射針のあの痛さから解放される日も近い?



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