2006/10/28

くも膜下出血ってどごが出血するの?

くも膜とは?
3層ある脳を保護する膜のひとつで軟膜と硬膜にはさまれた膜のこと。
くも膜と脳との空間には脳の栄養血管が走っており、脳脊髄液が循環しております。
脳は、重さの割合に対してかなり多くの血液が流れており、くも膜下に太い栄養血管が
存在します。(他の内蔵器官には見られない特徴です。)
くも膜と脳との空間であるくも膜下の血管が切れることがくも膜下出血と呼ばれる症状です。

くも膜下出血の症状
・突然の頭痛
・一時的に起こる激しい頭痛
・今までに体験したことのないような頭痛
・電信柱に頭を激しくぶつけたような頭痛
・とにかく形容のしようの無いはげしい頭痛
・頭痛を感じると同時に激しく嘔吐
・頭痛を感じると同時に意識を失う

くも膜下出血の原因
栄養血管の一部、特に血管の枝分かれの部分に脳動脈瘤と呼ばれる血管の瘤が出来、
そのコブからの出血が原因と考えられています。
特に脳に広がる栄養血管のスタート地点である脳底部で発症が見られます。

くも膜下出血の治療
開頭手術
頭の骨を開けて、破裂した動脈瘤を本来の脳栄養血管から分断させる

血管内手術(脳動脈コイル塞栓術)
軟らかい金属コイルを破裂した動脈瘤内に詰め込み、脳栄養血管から分断させる




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